2026/02/02 19:25


ロブスタ。コーヒーの本で見かけたり、聞いたことがあるという方も多いでしょうか?


巷の広告でも『アラビカ種100%使用』などという宣伝文句があるように、「アラビカ種」はちょっと高級で高品質、カフェなどで取り扱っているイメージ、一方「ロブスタ種」は安くて品質の低いイメージを持っている方も多いかもしれません。


今回は、こしばがコーヒーではじめて取り扱うロブスタ種「Uganda Kaweri Robusta Natural」の入荷に伴い、【ロブスタ種って一体なに?】という疑問を一緒に紐解いていけたらと思います。


「アラビカ種」、「ロブスタ種」、どちらもアカネ科コーヒーノキ属ではありますが、種(しゅ)が違います。

品種と種は別のものなので混同注意です!


植物の分類は

界>門>網>目>科>属>種と分類されています。〈種(Species)〉は生物学・植物分類の最も基本的な単位です。


なんかむずかしいので、私たちにとって身近なお米、コシヒカリに置き換えてみます。

コシヒカリは

イネ科イネ属アジアイネ(オリザサティバ)という種のジャポニカ米のうるち米のコシヒカリ。

対となるのは

イネ科イネ属アフリカイネ(オリザグラベリア)という種の米です。アフリカ西部で栽培されている穀物だそうで、粒は小さくパラパラした食感の香ばしい味わいがするお米とのこと。


(………お米の説明になってきた………)


コーヒーに戻して例えると、

・アカネ科コーヒーノキ属のアラビカ種の〇〇(ex.Geisha、Bourbon etc………)

・アカネ科コーヒーノキ属のロブスタ種の〇〇(ex. Erecta etc………)


ということです。(※厳密にはロブスタはカネフォラ種の亜種)


つまり、品種と種はまったくの別物という話をしたかったんですが、あまりにも長くなってしまいました。


ロブスタ種の安くて品質の低いイメージは、アラビカ種よりも管理がしやすく、生産量が多いため、低コストで生産が可能な点、またコマーシャルロブスタとしてインスタントコーヒーの原料として用いられたことが要因の一つにあります。

味わいもアラビカ種とはカフェインやカリウムの含有量が異なるため、苦味や塩味を感じることもあります。


そういったイメージがある中で、近年ファインロブスタという呼ばれ方をするものが登場しました。

だいぶざっくり簡単に言えば「ロブスタ界でスペシャルなグレードと評価されたもの」といった感じでしょうか。


選別や発酵の仕方を工夫することで、ロブスタに新しい価値が生まれたのです。


ロブスタの環境耐性の高さはコーヒーの2050年問題(アラビカ種の栽培適地が半減し、収穫量や品質が低下し、価格高騰を招くなどという問題)に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。

多方面(生産者、消費者、販売企業などなど)の立場に立って考えると、一概にロブスタを沢山育てれば全ての問題が解決するとは言い難いような気もしますが、コーヒー生産の持続可能性実現につながる1つなんだ〜と調べていく中で思いました。

一方で、環境のために自分たちができる小さなことも忘れてはいけないなと改めて考えさせられました(無理なくできることを)。


栽培やあらゆる環境への適応経験、研究が少なかったロブスタ。今後、経験が増え、研究が進んでいく中で、その素敵な魅力や新しく発見された個性が光っていくのだと思います。

こしばがコーヒーもロースターやブリュワーとして、知識を前のめりに吸収し、経験を積み、そういった魅力や個性をお届けしていきたいなと思いました!

焙煎をしたり、抽出をしてみてもアラビカ種とはアプローチの方法が異なる点、見かけや固定観念だけでは判断できない面白さを感じました。今後さらにロブスタ種の研究や検証が進んだら、わたし達がまだ見ぬ味わいや掛け合わせ、適した栽培地、ユニークな精製などが発展してもっとコーヒーを好きになってしまうのかもしれませんね。


ぜひお試しください!


参考サイト:

Perfect Daily Griend|

https://perfectdailygrind.com/2022/03/processing-to-improve-quality-robusta/


Coffee Quality Institute

https://www.coffeeinstitute.org/post/trish-rothgeb-talks-about-cross-species-certification-at-cqi


https://www.coffeeinstitute.org/post/the-story-of-sunalini-menon